フィーバーフューの花が咲いた
フィーバーフューの花。たしかゴールデンフィーバーフューとかいう種類だったと思う。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年6月23日
「熱冷まし」というような意味らしくて、そんな名前なら凄い効き目なんだろうって子供の頃にあこがれてた。実際はとてつもなく苦くて、香りもあまり良くなくて、うーん。良薬口に苦しとは言うけどねえ。 pic.twitter.com/mczBMssNdH
去年の最初の緊急事態宣言のちょっと前に買ってきたもので130円くらいだったかなあと思います。ツイートした通り、子供の頃にハーブの本で読んで育ててみたかったんです。効き目がありそうなものを育てていると、魔女にでもなれそうじゃないですか?
店には普通のフィーバーフューもあったんですが、なんとなくゴールデンのほうにしました。葉が少し明るい色で黄色っぽく見える品種なのでゴールデンと言うらしいです。
フィーバーフュー(Feverfew)というのは「熱冷まし」くらいの意味だそうですが、今は熱冷ましよりも頭痛薬みたいに扱われていて、葉や花をお茶として飲んだり、葉を生のままかじるなどして使うそうです。
こんなのほっといても育つかなあと思ったら、夏ごろ葉が枯れ始めました。枯れたというとパリパリになる感じがしますが、ジメッと茶色くなった感じなので、たぶん湿気がよろしくなかったんだと思います。色の変わった葉を取ってしまって、あと水はけのいい土に植え替えてみようとしたら、株分け出来そうだったので分けて二鉢にしたら見事に復活。冬には強いらしくて屋外(二階のベランダで、うちは東京23区内)で枯れもせず、今年もわっさり茂りました。
しかしこのハーブ、美味しくないんです。とにかく苦い。ハーブティーなんか苦すぎて常飲できる感じじゃないです。薬だと思って我慢して飲む感じ。何かうまい利用法はないかと検索してみたら「リンとした香り」とか書いてる人を見つけて、お前ほんとに育てた事あるのかよみたいに首をひねっています。うちの子、どちらかっていうと悪臭に分類されるような香りがしますよ。何に似てるかなあ。ニガヨモギとかがこんなんだったような気がするけど…日本のヨモギはいい香りなんですが、そんなんじゃなくて、もっと薬臭い?うまい表現方法を思いつかないですけど、決していい香りなんかじゃないと思う。
クールミントとレモンタイムのお茶にフィーバーフューの花を控えめに散らしてみる。このくらいなら苦くない。こんなんじゃ多分効き目もない。 pic.twitter.com/a3T5k5y4xi
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年6月23日
フィーバーフューだけのお茶は不味いので(美味しくないとかのレベルじゃないんですよう)、ミントとレモンタイムのお茶に花を控えめに浮かべてみましたい。このくらいなら苦くはないです。明日は葉っぱもブレンドしてみようかな。
そういえば生のまま葉をかじるっていうのはネタとしてやってみるべきですよねえ。なんか想像できるのでやりたくないですけどネタなので。
和名 | ナツシロギク |
英名 | Feverfew(フィーバーフュー) |
学名 | Tanacetum parthenium |
科名 | キク科 |
属名 | ヨモギギク属 |
原産 | バルカン半島、アナトリア半島、コーカサスあたり |
ナツシロギクなんて可憐な名前がついているのを知りませんでした!
追記
生の葉をかみつぶすの、やってみました。
…ぐ、ぐぬぬ、う、ううむ…これは、苦いより先にピリピリした刺激があって辛いです。そして苦い。辛くて苦いです。
ただ、小さな葉を一枚噛むくらいなら想像するほどダメじゃなかった。匂いも気にならない。頭痛に効くかどうかはわからないけど、モヤッとした気分を吹き飛ばすくらいの刺激はあるかもしれないです。
お茶も、フレッシュなフィーバーヒュー100%だと苦いし臭くてどうしょもないんですが、ミントティーに葉を何枚か混ぜると苦味や臭みがごまかされて、ちょっとだけ苦いミントティーみたいな感じになる事が判明。
あと、わたしはベランダから直接摘んで生のまま使ってるわけですが、薬草の効き目は乾燥させると穏やかになるはずなので、ひょっとすると乾かしてからお茶にしたら、不味いって地団駄踏むほどじゃなくなる可能性がありますね(湿潤な日本できれいに乾かすのは面倒くさいのでやったことないんですが)。