気がむいた時だけ更新する草木花(仮題)

せっかくあるのでほっとかないで使おうかなあと…

タチイヌノフグリ

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タチイヌノフグリ全体。高さは20cmくらいで、それが這わずに立ち上がるのでタチイヌノフグリ
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タチイヌノフグリの葉

 葉っぱにも毛があるのですがまばらな感じです。

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タチイヌノフグリの茎。毛がある。

 茎にはしっかり毛が生えてます。

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花がつく先端部分。尖った葉のようなものは萼(がく)。萼にも毛が生えている。
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タチイヌノフグリの花。オオイヌ、コゴメに比べるとかなり小さい。

 花は青く四弁で、オオイヌ、コゴメに比べると小さく、フラサバソウに似ています。フラサバソウとの違いは、タチイヌは萼が細長く尖った感じになること。毛はありますがフラサバソウほどの毛深さではないです(虫眼鏡で見るまでもなく肉眼でわかるくらい毛深さが違います)。

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タチイヌノフグリの果実。左は萼を取り除いた状態。

 果実はオオイヌに似て平たいです。


2022年3月16日、三郷市戸ヶ崎。

和名 タチイヌノフグリ
学名 Veronica arvensis
科名 オオバコ科
属名 クワガタソウ属
原産 ヨーロッパからアフリカあたりにかけて

 帰化植物で明治時代に発見されたものとのこと。
 わたしが子供の頃はン十年前ですが、群馬にはオオイヌは沢山生えていましたが、タチイヌ、コゴメ、フラサバは見なかったと思います(子供の頃なので気付いていなかっただけという可能性は高いですが)。これがタチイヌノフグリかと思ったのは東京に住むようになってからです(90年代以降)。