ベランダで育てた花を使って適当に作ったポプリ
ポプリ作成中。香りのある植物を乾燥したものを何種類かブレンドして瓶に詰めて熟成させたものです。家に咲いたものを中心に詰めてみました。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年7月3日
処方は
黄色いバラ、ピンクのバラ
ローズゼラニウム
ラベンダー
ローズマリー
ハーブティー用の市販のバラ
同じく市販のカモミール pic.twitter.com/gqlTH4cKzF
バラは香り良く乾燥させるのが難しいのでハーブティー用のものを叩いて香りを立てたのを混ぜました。ローズゼラニウムは自家製でもいい香りになります。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年7月3日
自作だと部屋を香らせるほど強い芳香にはならないんだけど、時々瓶をあけて香りを楽しむとか、匂い袋にして持ち物に忍ばせるのとかはいけます。
世の中がバブってた時代はちゃんと植物の香りとエッセンシャルオイルで作ったポプリの専門店がデパートとかにあったんだけど、今じゃ植物のオブジェみたいなやつに芳香剤ぶち込んだインテリアしか見かけないので、こんなんちげーわって感じです。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年7月3日
ポプリ、70年代の終わりくらいから80年代にかけて、流行ったんですよねえ。いろんなポプリ作家がいらっしゃるとは思うんですが、熊井明子さんという作家の方がすごく専門的に研究して何冊も本を出していました。こういう植物を何グラムに、○○の精油を数滴たらし、瓶につめて数ヶ月熟成させて…と、魔女にでもなれそうな処方が書いてあって、香りや植物からイメージした素敵なタイトルまでついているんです。
たとえばこんな本とか、今も探せば本棚のどこかにあると思うんですが、もう家がカオスで図書館行ったほうが早いような状態です。
子供の頃は群馬の田舎に住んでいたので、園芸はしようとおもえばいくらでもできたんですが、精油(エッセンシャルオイル)だの、保留剤(精油をしみこませて香りを保たせるもので、たとえばニオイアヤメの根っこを乾燥させたものとか)なんか、どこで買えばいいかすらわからなかったですからね。
今となってはネットでポチればなんでも手に入るので、なんだか急に思い出して作りたくなり、ベランダに生えてるものなんかを乾燥させて作ったのが、上に貼ったツイートのポプリ。
なんでもあるものを放り込んだので、あまり素敵ではありません。バラの花弁など、乾かしたらすっかり枯れ草色になってしまいました。
ネットで取り寄せたローズゼラニウム等の精油もまぜて、半年くらい寝かせて開けてみたんですが、実はそんなに香らなくて、やっぱり素人仕事じゃこんなものかなと乾いた笑いとかを浮かべたりしたんですけど…
ふと思いついて、ダイソーで買ってきたステンレスの皿に出して、下からロウソクであぶってみたら、あら、案外香りますよ。ふわーっと甘い香りが部屋中に広がりました。
バラやゼラニウムの香りより、カモミールの香りが勝ってしまったらしく、想像してたのよりずっと甘ったるい香りでしたが、しっかり部屋を香らせることができました。
ロウソクは10分くらいで消しましたが、香りは数時間のこっていたと思います。火は危ないので、窓越しに日があたる、暖かい場所に置いても香りがたつかもしれません。
今年も何か作るとしたら、カモミールは入れずにおこうと思います。カモミールはそればっかりが香ってしまうから。そういえばシリカゲルで高速乾燥させると花が色よく残ると聞いたことがあるので、それもやってみようかと思っています。