ローズゼラニウムの花盛り
去年なんとなく購入したローズゼラニウム。
緊急事態宣言前に不要で不急な買い物にでかけて買ってきたローズゼラニウム。まだ小さい鉢なんだけど花は咲いた。成長が早そうなので連休明けにでも土を買ってきて大きめの鉢に変えようかな。 pic.twitter.com/GHHrr7B2RV
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年4月29日
夏にまでにわっさり茂っていい香りがしていた。秋ごろに剪定して植え替えたものの、春になってもあまり葉が増えず、代わりに花はどっさり咲きました。
花はひとつの塊があらかた咲いたら摘み取っているのですが、あとからあとから蕾が出てきました。摘むたびにいい香りがします。
乾燥させて、またポプリにでもしてみようと思います。
和名 | ニオイテンジクアオイ(ローズゼラニウム) |
学名 | Pelargonium graveolens |
科名 | フウロソウ科 |
属名 | テンジクアオイ属(ペラルゴニウム) |
原産 | 南アフリカ |
あまり使われないけどニオイテンジクアオイ(匂い天竺葵)という和名もあったりするんですよ。でも原産はインドじゃなくて南アフリカだそうです。外国からきたものは実際の原産国とは無関係に唐(中国)、天竺、朝鮮とついてることがありますね。
テンジクアオイの仲間は、かつてフウロソウ科フウロソウ属(ゼラニウム)に分類されていたのが、途中でフウロソウ科テンジクアオイ属(ペラルゴニウム)に分類しなおされたんだそうです。そのため、ゼラニウムと呼ばれながら実際にはペラルゴニウムという、ねじれた呼ばれ方をしています。
この呼び方のねじれ問題は、インターネット人口がもっと少なかった頃に「なんでペラルゴニウムなのにゼラニウムって呼ばれてるんだこいつら…」とけっこう悩んだんですよねえ。今じゃウィキペディアのテンジクアオイ属にも書いてあるんですけど。
属名の Pelargonium はギリシア語でコウノトリを意味するペラルゴスに由来しており、種の形がコウノトリのくちばしに似ているから、だそうです。
そういえば種を見た事がないです。ローズゼラニウムって、種できるのかな? いやほら、原種にはきっと種があると思うけど、園芸店で出回ってるのは品種改良されてるから、種ができない可能性もあるじゃないですか。テンジクアオイ属でも香らない、葉っぱの丸いやつは種がつくはずだけど… 今年は花を少し残してみましょう。受粉してやらないとだめかな。
種小名の graveolens は、grave 重たい + olens 匂う という意味で、香りが強いという意味でしょうか。セロリの学名(Apium graveolens)にもついてます。
学名の由来はこのへんがソース
en.wikipedia.org
en.wiktionary.org