レッドルイボスとグリーンルイボス
何ヶ月か前からレッドルイボスティーをよく飲んでいます。いつも飲んでるのはライフ(スーパー)のオリジナルブランドBIO-LARの有機ルイボスティーで、作ってるのは国太楼というメーカーらしいです。3gのティーバッグが30袋入って398円なのでわりとお得感があります。
ところで、ルイボスティーにはレッドとグリーンがあるのです。わたしがライフで買って飲んでるのはレッドルイボスティーにあたるようです。
どうせ飲むならもっと知りたいという謎の欲求にかられ、家から半径3km範囲くらいでドラッグストアめぐりをして山本漢方のグリーンルイボスティーを買ってきました。こっちは3gのティーバッグが18袋で600円くらい。健康茶としてはめちゃくちゃ高くはないけど、ライフブランドのレッドルイボスと比べると2.5倍くらいする高級品です。
飲みくらべてみよう!
ティーバッグから出してみると、グリーンルイボスティーは名前の通り緑がかった色をしていて、レッドルイボスは赤茶色です。ルイボスは刈り取って干す作業でどんどん醗酵してしまうとかで普通に作ると赤いほうになるらしいです。なるべく醗酵させないように作ると緑になるんだそうです(参考>リーフエッジ:グリーンルイボスティーとレッドルイボスティーの違いはなに?成分の違いは?)。
両方とも3gのティーバッグなので、水の量を一定にして5分間煮出してみました。グリーンルイボスも煎じた液は赤っぽいのですが、レッドにくらべると色が薄いです。
飲み比べてみると、レッドの少し芳香が強く、グリーンはやや豆くさい感じかなあと。ルイボスはマメ科の植物なんですが、醗酵しているレッドは紅茶に似た感じの芳香があるんです。グリーンも香らないわけじゃないんですが、少しだけ豆っぽい。味は大差ないようにも思うんですが、グリーンのほうがやや癖があるというか…いや、でも、飲みにくいほどの癖じゃないので、やはり大差ないかな。
以下はネットを適当に検索して知ったことなど。
- レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーというものがある。
- レッドは刈り取ってから醗酵させたもので、グリーンは未醗酵のもの。
- ルイボスはマメ科の植物。(紅茶や緑茶はツバキ科のチャの木で作る)
- 南アフリカのセダルバーグ山脈一帯に自生しており、そこでしか栽培に成功していない。
- そこでしか栽培できない、希少って言うわりに、最近どこのスーパーにもレッドルイボスティーがある。ホントにセダルバーグ山脈でしか栽培できないのだろうか(疑いのまなざし)。
- コイサン族(いわゆるブッシュマン)が薬草として利用している。部族好きにつき、こういう話はぐっと来るね。
- 抗酸化作用があるらしい。
- 緩下作用があるらしい。
- 血糖値の急激な上昇をおさえる効果があるらしい。
- 尿酸濃度を下げる効果があるらしい。
- 利尿作用があるらしい。
- 痩せるかもしれないらしい。
- アンチエイジング効果があるかもしれないらしい。
- 糖尿病と痛風の予防になるかもしれないらしい。
- 体が温まるとか言ってる人がいる。
- 暑いアフリカで体を冷やすために飲まれていると言ってる人がいる。
- 結局どっちやねん!
- わたし個人は冷えのほうを感じる。冬には飲んではいけなと思うくらい冷える。
- グリーンとレッドなら、グリーンのほうが有効成分が多いらしい。
「○○に効く」は話半分に効いたほうがいいと思うんだけれど、自分で飲み続けてみて、利尿作用と緩下作用は感じました。飲み始めて2週間くらいは、すごく効いてる感じがしていたけれど、次第に効き目が緩やかになっていったような気がします。
体を温めるか冷やすかの問題は、自分は冷やすほうに軍配をあげますね。体を温めると書いてるは根拠として「発酵食品は体を温めるから」と説明してるので、ろくに飲んでもいなくて思い込みで書いている可能性もあるのでは、とさえ思っています。もうどのサイトだったか覚えてないけど。
なんせとにかく、まだ寒い季節にレッドルイボスティーを飲み始めたら、強烈な冷えを感じて大変でした。もちろんホットで飲んでいるのです。熱いルイボスティーをすすっているにもかかわらず、飲んだあと寒さが強烈に身に染みて大変でした。これは毎日飲んだらあかんと思い、あえて三日に一度とか一週間に一度とかの頻度に下げたほど。今は気温が上がってきたので冷えは感じなくなりました。
ルイボスティーのエスプレッソってなんぞや
台湾(だっけ?)にルイボスティーをエスプレッソマシンで抽出して出す店があると聞いて、そんならうちでもやってみようと思いました。
マキネッタというのはイタリア語でマシン(機械)のことなんですが、直火にかけてエスプレッソを作る道具です。このために買ったわけではなくて、コーヒーを飲むために以前買ったのです。エスプレッソ用の小さなカップに二杯分くらい抽出できる道具で、値段は覚えてないけど、せいぜい3000円くらいだったと思います(それ以上すると高いなと感じて手を出さないので、笑)。
エスプレッソマキネッタなんて普段見ない人も多いだろうから、せっかくなので図解しながらやりますね。
コーヒーをいれる場合は、写真で手に持ってる部分にぎゅーぎゅー押し込んですりきりいっぱいにして使うんですが、今回はルイボスティーなので、3g(ティーバッグ1個分)にしました。ちなみに今回はレッドルイボスを使っています。
下のいれものに水をいれておきます。
うちで使ってるみたいな小さなマキネッタだとコンロにはまりこんじゃうのでもち網みたいなものを用意しておきます。
コンロに火をつけて数分すると、下段の水が沸騰して、茶葉を入れたパーツを通って上段のポットに吹き上がります。想像よりすごい勢いでズボズボズボっとくるので慌てて火を止めれば完成。沸騰した後は一瞬の出来事なので火の前から離れないこと。
少ない水で濃く出すので当たり前っちゃ当たり前ですけど香り良く仕上がり、へえって感じでした。濃いのに紅茶みたいに「苦っ渋っ」てならないです。むしろ美味しい。濃く出るのでミルクルイボスにしてもいいかもね?
でも、このやり方でも薬効成分が抽出されるかどうか、そこはちょっとわからないです。一般に薬草の煎じ方は、水の量が半分くらいになるまで煮詰めるとされていて、土瓶のような鍋だと弱火で30分くらいかかります。ルイボスティーもただお湯を差して飲むよりも、鍋で5分は煮出したほうがいいと言われています。
後日グリーンルイボスでもやってみましたが、水色が淡く、芳香はレッドより薄く、味は大差ないという、5分煮出したのと変わらない感想でした。