ペパーミント
一昨年くらいからクールミントという品種のミント(薄荷)を育てています。
去年の根っこからミントの芽が吹いた。クールミントという名前で売られてた。調べると和薄荷の系統だと書いてるサイトがある。スペアミントよりツンとする香りで、ペパーミントほどツンツンしない、見た目はスペアミントみたいな感じ。 pic.twitter.com/5OrxYpwJ5W
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年3月24日
「スペアミントよりツンとする香りで、ペパーミントほどツンツンしない、見た目はスペアミントみたいな感じ」などとツイートしておいてなんですが、そもそもミントって何種類くらいあるんだろう。スペアミントとペパーミントの違いってなんだろう。…と思って、とりあえずウィキペディアを見たんですよね(緊急事態中で図書館は休みだし)。
・ミントはシソ科ハッカ属の植物の総称
・ペパーミント系とスペアミント系に大きく分けられる
・ミントには無数に種(品種ではなく種)があって、ウィキペディアの上記のページには30種類近く列挙されている!
だそうで、よく耳にするペパーミント・スペアミントも種名ではなく総称だそうです。マジか。
あたしゃてっきりミントの中にペパーとスペアという種があって、その交雑や品種違いなどで種類が増えてるのかと思ってたよ。
じゃあ、何をもってペパー系、スペア系というのか、ここがウィキペディアにもはっきり書いてないけど、どうも香りの質の違いっぽいです。
一般にペパー系は香りが強いというか、鋭いというか、いわゆる歯磨き粉みたいな香りのものをペパーミントと呼んでる事が多いです。和ハッカはこっちに含まれる。
スペア系は香りがやわらかく、ミントだから歯磨き粉みたいな…というのを期待していると物足りないくらい丸い香りです。
この違いは、単に香りの強弱ではなくて、どうも成分が違うらしいのですよね。ウィキペディアにもスペアミントの香りの主体はl-カルボンと書いてあります。
ペパーミントのほうは、l-メントールが香りの主体なんだそうです。
なるほど、香りの成分の違い…!
そういう意味ではうちのクールミントはあきらかにペパーミント系になると思います。ペパーミントの中でもそれほど香りが強い方じゃなさそうですが、やはり歯磨き粉みたいな香りなので。
そんなことを書いているのは、牛乳にミントを入れて煮出して砂糖を入れると美味しいという話を聞いて、こんなツイートをしたからです。わたしは豆乳でやりましたが。
やってみた。豆乳を沸かしてミントをわっさりいれて弱火で3分煮出す。砂糖入りと砂糖なしで二度作ってみた。結論としては、ミントの種類はペパーミントがいいんじゃないだろうか。うちにある品種(クールミント)では香りが豆乳に負けてしまった。 pic.twitter.com/jkCQthXBrq
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年4月20日
ツイートの中では「香りが豆乳に負けた」「ペパーミントがいい」というようなことを書いていますが、うちにあるのはクールミントはペパー系のミントなので、なんか話がおかしいことになってますね。
前述のとおり、ペパーミントも総称で、いくつもの種や品種があって、それによって香りの強弱があるはずです。30年くらい前に東京のどこかで買ったペパーミントティーはメントールの香りでむせ返るほどでした。ああいうのでミントミルクを作ってみたいなあ。
しかし近所の園芸店など見ても、なぜか今年はペパーミントの苗がありませんでした。緊急事態宣言中なので、遠くまで探しに行くのもちょっとねえ。
そこで思いついたんですが、ペパーミントならスーパーの野菜コーナーにあるかも? デザートの飾りなんかに使うためのやつです。
そう思って何件かスーパーをまわったら、ありました、ペパーミント。98円でペパーミントの先っぽを何本か袋詰めにしたやつが。
これを牛乳(豆乳)で煮るのかって? いやいや、量が少なすぎるし、そんなオチじゃ面白くないですよ。もっと増やそうと思って、発根させました。
ミントの類いはとても丈夫なので挿し木どんどん増えるだろうと思ったのです。うまくすると夏ごろにペパーミントミルクを飲めるかもしれません。
…まあ、このミントが希望通りメントール臭でむせ返る感じになるかどうかは、また別の問題なんですけどね(笑)