フラサバソウ
フラサバソウ。オオイヌノフグリの仲間で、花がすごく小さい。花の色はオオイヌノフグリが青く見えるのに対して、フラサバソウは少しピンクがかって見える。茎と萼、先端近くの葉にかなり目立つ毛が生えてる。 pic.twitter.com/PEgwPwzZoR
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月7日
フラサバソウ。先端近くの葉は表にも裏にも毛が生えてる。 pic.twitter.com/HaDwcGXpzF
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月7日
フラサバソウ。下の方の葉は毛が少ないことがある(絶対じゃない。生えてるものもある)。 pic.twitter.com/xE48Eu3xTA
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月7日
フラサバソウ。茎の毛。 pic.twitter.com/KGMsjDJrY9
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月7日
フラサバソウのフグリ部分(果実ですw)。オオイヌノフグリのフグリは平たいんですが、フラサバソウのはぷくっと膨らんでる。萼(がく)には毛があるけど、果実には毛がない。 pic.twitter.com/TVV0rnNsma
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月7日
フラサバソウはヨーロッパ原産で幕末から明治にかけて長崎に入ってきたのが最初らしいです。ウィキペディアによるとフラサバはフランシェとサバティエという植物学者の名前を合体させたものとか。サバティエが長崎で採集して標本を本国に送り、フランシェが分類研究したからだそうな。
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月7日
▲左:オオイヌノフグリの果実/右:フラサバソウの果実
- オオイヌノフグリの仲間
- 花はオオイヌノフグリよりはるかに小さい
- 花の色はオオイヌよりややピンクがかった青
- 萼(がく)、葉、茎に目立つ毛がある。肉眼で見ても毛深いと感じるくらいに生えている。
- 葉は対生している部分と、そうでない部分がある(先端に近づくとなぜか対生していない)。
- 葉は裏にも表にも毛があるが、下のほうの葉は毛が少ない場合がある。
- 果実は、オオイヌは平たいのに対して、フラサバはプクッと丸く、無毛。
和名 | フラサバソウ |
学名 | Veronica hederaefolia |
科名 | オオバコ科 |
属名 | クワガタソウ属 |
原産 | ヨーロッパ |
ミチタネツケバナ
この白い花はタネツケバナだと思って抜いてみたんだけれど、タネツケバナは茎に毛が生えるんだそうで、これにはなくて、どうやらミチタネツケバナという帰化植物らしい。 pic.twitter.com/cxFKcYtilT
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月2日
・ミチタネツケバナは茎に毛がない(葉の付け根にはまばらに生えてたけど)。
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月2日
・種子ができる鞘の部分が茎に寄り添って真っすぐ上を向く。在来のタネツケバナはやや外に向かって開く。
・ミチは在来より早めに花が咲く。
・ミチは花や実の時期に根出葉がある。在来にはない(茎の途中に葉がつく)。 pic.twitter.com/w2Kuge4Z1t
写真まだあった。
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年3月2日
無毛の茎と、葉の付け根にあるまばらな毛。果実は長さ2cmくらいの針状で表面は無毛。 pic.twitter.com/vzixWbWkJO
写真は全部「ミチタネツケバナ」です。採集2022年2月28日、葛飾区西水元。
和名 | ミチタネツケバナ |
学名 | Cardamine hirsuta |
科名 | アブラナ科 |
属名 | タネツケバナ属 |
原産|ヨーロッパから東アジア |
- 日本への進入は1992年ごろで富山県で発見されたとの説あり。
- 花は白く、花弁は四枚。雌しべ1本、雄しべは4本〜6本(わたしは4本のしかまだみた事がないです)。
- 果実は針状で長さは2cmくらい。
- ミチタネツケバナ(以下ミチと略す)は茎に毛がない。在来のタネツケバナ(以下在来種と略)は毛がある。
- ミチは果実が茎に寄り添って真っすぐ上を向いてつく。在来種は茎から離れてやや外を向く。
- ミチには根出葉がある。在来種は花や実の直にはもう根出葉がない。
- 根出葉は根っこから直接生えているように見える葉のこと。根生葉ともいう。
- ミチは2〜3月に花がつく。在来種は4〜6月。
ソース
matsue-hana.com
www.toyamap.or.jp
tumu-tumu-tsumura.blog.ss-blog.jp
1番目のサイトの人が「宮城県から日本海側へ」と書いているけれど、宮城は太平洋側なので、日本海側から広がったのなら宮城県は書き間違いじゃないかと思われます。
オオイヌノフグリ
うちのまわりだと、イヌノフグリの仲間は、オオイヌノフグリ、タチイヌノフグリ、フラサバソウ、コゴメイヌノフグリの四種類くらいをみかけます。日本在来種のイヌノフグリは見た事ないです。去年、比較写真を撮ったんですが、整理しないままほったらかしたら、どれがどれだかよくわからなくなったので、今年やりなおそうかなあと思っています。
オオイヌノフグリもどんどん咲き始めてる。四弁で雌しべ1本、雄しべは2本、葉や枝は対生。 pic.twitter.com/KuG4ANCNRe
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月22日
全体に毛が生えてるけど、特に目立つのは茎の毛。葉は裏にも表にも短い毛が生えてる。萼(がく)にも生えてるけどあまり目立たない。実はややふくらんだ平ハート型でうっすら毛が生えてる。これが犬の陰嚢に見えるというのでイヌノフグリと呼ばれるとか。フグリは陰嚢(いんのう)のこと。 pic.twitter.com/Xu9gEvcbnh
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月22日
和名 | オオイヌノフグリ |
学名 | Veronica persica |
科名 | オオバコ科(昔はゴマノハグサ科だった) |
属名 | クワガタソウ属 |
原産 | ヨーロッパ |
日本に入ってきたのは明治の始め頃とのこと。ゴマノハグサ科だった時もあまりそれっぽくないなと思っていたけれど、オオバコ科はもっとそれっぽくない(仲間とされる植物と似てない)ので納得いかないなあ。
子供の頃に、シーズンオフの桑畑にこれが大量に咲いているのを見て、まるで青い銀河だと思って大好きになったんですが、在来のイヌノフグリを駆逐したのがコイツだと知ってがっかりしたのを覚えています。憎まれっ子世にはばかるってこういうのを言うんだろうか。
誰かの漫画に『天人唐草』っていうのがあったと思うんですが、イヌノフグリが下品な言葉だというので、親が意味をおしえてくれず、天人唐草と呼びなさいとか言われる。その気まずさがみょうに印象的でした。わたしなら何がどうあっても教えてくれるまではフグリフグリ言いつづけますけど。知らないんだから恥ずかしくもなんともないし。
在来のイヌノフグリのほうが、もっと犬のフグリっぽい実ができるみたいですよ。オオイヌノフグリは犬のにしては平たいですからね。
ロウバイの花と実
メモ的にツイートしても、ツイートしたことを忘れてしまうので、覚えているうちにまとめておこうかなと。
ロウバイが咲いてた。3枚目の写真みたいな枯れた何かがいくつかあったので、なんだろうと思って取ってみた。 pic.twitter.com/UdzXfhFGmz
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月22日
2個とって、片方は空っぽみたいなんだけど、もう片方は振るとカラカラ音がするし、穴から(ヒラヒラがついてる端に穴がある」何かのぞいてるので出してみた。これは…普通にダネだな(笑)ロウバイの実ってこんなやつなんだねえ。知らなかった。虫癭(むしこぶ)かなって思いながら取ったんだけどね。 pic.twitter.com/VdIq9VdaNO
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月22日
ロウバイの実なんか気にしたことがありませんでした。花の中にこれがぶら下がってるのを見た時は、虫癭(むしこぶ)か蛾類の繭かなと思ったんです。あけてみたら出てきたものが虫由来に見えなかったので(強いて言えばゴキブリの卵嚢に見えなくもないですけど、それはこういうものの中から出てくるわけがないので)、だったら果実がカラカラに乾いたものなんだなと思った次第。
採集:三郷市戸ヶ崎か栄あたり、二郷半領用水沿い 2022.02.22.
和名 | ロウバイ |
学名 | Chimonanthus praecox |
科名 | ロウバイ科 |
属名 | ロウバイ属 |
原産 | 中国 |
キュウリグサ
わたしも七草は摘みそびれました。こっちはハコベははえてるんですが他は厳しいかなあ。そうかと思えばオオイヌノフグリはチラホラ咲いてるんですけどねー。一緒に咲いてる小さいのはなんだろ pic.twitter.com/NbbjSyxhT9
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月8日
フォロワーさんからキュウリグサかワスレナグサじゃないかっていう返信がある。
ワスレグサ属の何であることは確かだと思います。例のサブスクアプリに聞いたらノハラムラサキだって言うんだけど、キュウリグサっぽいような。こういうのも面倒がらずに抜いてきて接写レンズで写してみないとなんともいえないですね(毎日が謎解きw)
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月8日
うっかりワスレグサって書いてるけど、ワスレグサ属はノカンゾウやヤブカンゾウの事なので「ワスレナグサ属」とは似ても似つかない別の植物です。
昨日のやつ抜いてきた。2月9日葛飾区内で採集。高さは30cm程、花序や葉は互生。葉は下の方にしかない。根出葉は枯れててない。茎・葉・萼に毛が生える。毛先は真っすぐでカギ状にはならない。葉の長さは8〜15mmくらい。裏表に毛があるが裏に多い。花は青く5裂、直径3mm弱。https://t.co/JTBNNMxNa9 pic.twitter.com/kBx7L7U44J
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月9日
ムラサキ科であることは間違いなさそう。
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月9日
ワスレナグサ属のうちノハラムラサキは毛先がカギになるので違う。ほかは花がもっと大きい。
花の大きさから考えると、やはりキュウリグサ属のキュウリグサっぽくて、去年の株が枯れずに残って咲いてるんじゃないかと思う。
ムラサキ科のうち、キュウリグサはキュウリグサ属、ワスレナグサやノハラムラサキはワスレナグサ属だそうです。全部似てるからキュウリグサ属だと思ってた。ワスレナグサ属の植物のうち、ノハラムラサキは花が小さくて直径が3mmくらい、ほかはもっと大きいらしいです。キュウリグサは3mmより小さくて、そんなミリ単位の差が見た目に分かるのかっていうと、これが意外とわかると思います。キュウリグサの花はほんとに小さいです。
新しく生えてきたやつじゃなく、去年のが枯れずに残っていると判断したのは、花がつている穂が長くて、先の方にちょっと咲いてるほかは全部花が終わってるからです。
見分け方のソースはこのサイトです。
— chinjuh/『化物昼寝鼾』Kindle用新刊発売中 (@chinjuh) 2022年2月9日
ノハラムラサキhttps://t.co/1P0HHJJZK0
キュウリグサhttps://t.co/dtIFPzyZ4N
花の大きさなんかは、ウィキペディアでキュウリグサ属とワスレナグサ属の植物を端から見たりもした。
和名 | キュウリグサ |
学名 | Trigonotis peduncularis |
科名 | ムラサキ科 |
属名 | キュウリグサ属 |
原産 |
レモングラスについて語りまくろうではないか
我が家のベランダに生い茂る自慢の品(?)のひとつにレモングラスがあります。レモングラスに関する自分の過去のツイートを掘り返してみました。
レモングラスとの出会い
ベトナムっていえば、20年くらい前に大久保だか新大久保だかにあったベトナム料理店で鶏肉のレモングラス風味の煮物を食べたのをいまだに思い出す。でも、あの店はもうないみたい。もう一度食べたかったなあ。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2013年6月29日
思えばこのベトナム料理店がレモングラスとの初対面でした。人に連れて行ってもらったので店名はもう覚えていないのですが、場所は新大久保でした。行った時期は昭和の終わり頃(30年くらい前ってことですねw)。当時まだベトナム料理店はすごく珍しかったです。店主は日本人だったと思います。このツイートの返信で「気楽南」という店かもしれないと教えてくれた人がいました。残念ながら名前を聞いても思い出せなかったです。いずれにしても、もうその店はないんです。
変わった店で、料理の味がわからなくなるからという理由でお酒はビール2本まで、それ以上は注文を受け付けないという話でした。店内でベトナム食材も売られていて、わたしは乾燥させたレモングラスを買いました。お茶にする葉っぱではなく、根元の固い部分を輪切りにして乾燥させたものだったと思います。
レモングラスは、普通は生のまま使うんじゃないかと思います。ベトナムのような熱帯の国ならば真冬でも根元は枯れずに残るはずなので。でも、当時はまだ日本では生のレモングラスが手に入りにくかったんだと思います。料理に使う固い部分を輪切りにして乾燥させたものが売られていました。
でも、当時のわたしは使い方がよくわからなくて、香辛料のように油で炒めてみたけれど、あまり香りが立たなくて、そのままお湯をさして肉や野菜と煮てみたら、いつまでもやわらかくならなくて、輪切りなのでレモングラスだけ引き上げることができず、けっこう困ったのを覚えています。今思うと、あらかじめお湯で煮出して汁だけ使えばよかったのかなあ、なんて思うんですけどね。
あれから月日は流れました。日本でもレモングラスは珍しくなくなり、園芸店のハーブコーナーで 1鉢 100〜200円くらいで売られていることがあります。わたしが買ったのもそういうやつです。
2016年4月のツイート
#食材 レモングラス|超・珍獣様のいろいろ https://t.co/R6s6ddHYiW 育てて使うところまで。今年で三年目。 pic.twitter.com/5gkS2oYnTq
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2016年4月19日
以下はわたしの別のブログ(最近放置)ですが、買ってきて2年目の写真や、冬越しの様子、料理したり、お茶にしたりなどなど、この頃はまだレモングラスの恐ろしさを知らないわたくしなのでした。恐ろしい事に株分けして3鉢になってますね(笑)
www.chinjuh.mydns.jp
2016年9月のツイート。まだわかっていないわたくし。
#食材 レモングラス | 超・珍獣様のいろいろ https://t.co/R6s6ddHYiW ←この記事で植え付けたのが今貼付写真のような状態。毎朝フレッシュレモングラスティー三昧だよ。 pic.twitter.com/0TQLKQWRLa
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2016年9月1日
2017年10月のツイート。だんだんわかってきたわたくし…
前回の植え替えから2年たったレモングラスは根っこがコンクリのように固くてほぐすのに苦労した。今後は自分がつらいので毎年やることにする。熱帯の植物なので冬は部屋の中に置く。毎年のことながら置く場所に困る。#園芸
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2017年10月27日
ここまでのまとめ
2019年のツイート
レモングラスティー。レモンなのは香りだけで酸味はありません。 pic.twitter.com/ZPGXQ15Frh
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月4日
レモングラスティーは香り高くて美味しいんですよー。しかしこの時点で4鉢に増えていて、場所も取るし、植え替え大変だし、いくら美味しくてもお茶が飲み切れなーい。
刈り取って乾燥保存なんてマメなこともしなくなった(笑)
秋も深まってだいぶ黄昏てますが、これがレモングラス。イネ科の植物です。乾燥してとっておくなら、もっと青いうちに刈り取って干すんですが、生のままお湯をさして飲んでます。 pic.twitter.com/Seui05r5a0
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月4日
冬越しについて述べつつ「持て余しぎみ」などと控えめに言っている。
丈夫で日当たりと水さえあれば育つんですが、南国の植物なので霜にやられると枯れるかもしれないです。こんな感じで葉っぱを刈り取って部屋の中で冬越しさせます。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月4日
地植えの場合は地上部が隠れるくらい土盛りするといいらしいです(厳寒地は掘り上げて部屋にいれたほうがいいかもですが)。 pic.twitter.com/gB9zYiieoK
買ってきた時には手のひらに乗るサイズの苗だったんですが、一年もすると立派な株になり、株分けすると簡単に増えるので、四鉢くらいあって、やや持て余しぎみです。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月4日
お茶以外の利用法:豚肉とトマトのレモングラス風味のスープ
レモングラスの根元の部分をねじり取るか、はさみで切って…… pic.twitter.com/qvYXmtZ5vQ
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月9日
これがねじり取ったレモングラスの根元の固いところです。このまま水にさしておけば根がどんどん出てきて、来年春に土に植えてやれば、いくらでも増やせます。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月9日
が、今日は食べるために取りました。土がついてるので水で洗って…… pic.twitter.com/oDhq496Rx4
固いもので叩いて潰します。写真に写ってるのはスパイスを潰す時の石の乳棒ですが、河原で拾ってきた石でもいいし、金槌でもいいです。ビール瓶とかでもいいかもしれないですが、割れて怪我しないように気をつけて。レモングラスの根元の部分はけっこう固いです。 pic.twitter.com/laXisCo0rx
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月9日
レモングラスの根元の部分、潰しました。縦に裂け目が入ればOKです。これを庖丁で適当な長さに切って…… pic.twitter.com/TmRHDaltVq
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月9日
鍋に水から入れて、沸騰してから3分くらい煮出せば、2枚目の写真のようにレモングラスの成分がお湯に出ます。ここになんでもいいのでスープの元(チキンコンソメとか、中華出汁とか)を入れて、好きな具を入れて、塩・胡椒で味を調えると、レモングラス風味のスープになります。 pic.twitter.com/RZm93QfXqa
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月9日
レモングラス風味のスープです。豚肉とトマトを入れてみました。生姜の千切りなど入れてもいいかもしれないです。緑の長いものがレモングラスですが、ここは固いので食べずに出しましょう。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2019年12月9日
レモングラスの香りは遠くかすかに感じる程度ですが、全体としての清涼感を確かに醸し出します。 pic.twitter.com/hxiLIhEoLW
お茶以外の利用法:ピーマンとシーフードミックスのサテソース炒め
サテソースはベトナム風のラー油みたいなやつです。写真があまり美味しそうじゃなくてごめんなさい。あと、無頼パン× フライパン○ です。
夕ご飯。いちおうベトナム料理なんだけど写真にするとなんだかサッパリ分からない。 pic.twitter.com/nh3zEUWVkZ
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2018年2月17日
ですです。炒め物の材料は、
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2018年2月18日
油(無頼パンにひく)
生姜(みじん切りで炒めて香り付け)
ピーマン(ざく切り)
冷凍シーフードミックス(イカ、エビ、アサリ)
味付け
サテソース(自作)
シーズニングソース
です。
サテソースは自作ですが、生のレモングラスが手に入り難いです。うちではベランダ栽培です。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2018年2月18日
材料
ニンニク(みじん切りで50gくらい)
レモングラス(同上)
ピーマン(同上)
サラダ油(100ml)
塩(小さじ半分)
ヌクマム(大さじ1)
粉唐辛子(大さじ1)
フライパンに油を入れて、ニンニクを炒めて香りがたったら、レモングラスを入れて少し炒めて、ピーマンを入れて少し炒めて、塩、ヌクマム、粉唐辛子を入れて、混ぜながら少し加熱するとサテソースの出来上がりです。たくさん出来るので、瓶に入れて冷蔵庫で保存できます。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2018年2月18日
お茶以外の利用法:マッサマンカレー
このツイートではレモングラスはカルディで買った乾品。
先日デニーズで「マッサマンカレー」なるものを食べた。税込894円也。タイでイスラム教徒が食べてるカレーだそうですが、黄色いタイカレーと明確に何が違うのか、デニーズのじゃよくわからなかったです。美味しかったけどね。 pic.twitter.com/iSLHkKA6wB
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2014年6月12日
先日、ジョナサンでもマッサマンカレーを食べてみました。ここのはライスがインディカ米で独特の香りがあってエスニックな雰囲気が出てます。でもカレー自体はデニーズのほうが美味しいかも。こういうのは好き好きですけどねー。 pic.twitter.com/XgbpHKj4DC
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2014年6月26日
マッサマンカレー、デニーズのじゃ何がどう特別なのかよくわかんなかったので、レシピを適当にググってカルディで材料買ってきた。140文字じゃ何買ったか書けないので写真のみ。写ってるもの以外に唐辛子粉、砂糖、塩、鶏ガラスープの素も使った。 pic.twitter.com/d17dEVoIDR
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2014年6月12日
#食材 左がコブミカンの葉、右がレモングラス。マッサマンカレーの香りには不可欠、だと思う。これを粉にしてその他の香辛料とともに炒めて、ココナツミルク、タマリンド水、ピーナッツペーストを加えて、具を入れて煮込む。魚醤、塩、砂糖等で味付け pic.twitter.com/RInECpgOtL
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2014年6月12日
マッサマンカレーについては、材料だけでレシピはつぶやいてなかったみたいです。この材料だと…(書いた翌日思い出し、作り方を書き換えました。昨日のやり方でもいいとは思うけれど、ピーナッツを入れないととろみがつかない。うろおぼえなので参考程度にしてよその人のレシピを見たほうがいいと思う)
- 香辛料のペーストを作る
- 肉(イスラム系の料理なので豚以外で)や野菜などの材料を炒め、塩・胡椒で味付けし、最初に作った香辛料のペーストを加える。
- タマリンドペースト、少なめの水、鶏ガラスープの元、乾燥コブミカンの葉(ライムリーフ)、乾燥レモングラスの葉を加えて肉に火がとおるまで煮る。
- 最後にココナッツミルクを加えて一煮立ちさせて、味を見て足りなければ塩・胡椒で整えて完成。
…みたいな感じだったかと思います(テキトーですみません。でも、料理は別にこうじゃなきゃいけないっていう決まりはないので、あんま気にしないほうがいいですよ、とか言っておく)。
コブミカンの葉とレモングラスは煮てもやわらかくはならないので、ブーケガルニみたいにタコ糸かなんかでくくっておいて、ココナッツミルクを加える前に引き上げるといいかもです。もしくはよけて食べる。
もしベランダでレモングラスを作っているなら、葉っぱではなくて、根元の固い部分を金槌かなんかで叩いて潰して入れましょう。
そのほかの利用法(レモングラスシロップ等)
あとでやろうと思って下記の記事にメモしてあります。まだやってないけどシロップを作ってみたい。
chinjuh3.hatenadiary.org
レモングラスシロップ、作ってみた
レモングラスシロップを作ってみた。水100ml、砂糖100g、レモングラス(根元から葉っぱまで)1本、レモンタイムひとつかみ。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年7月14日
レモングラスとレモンタイムは細かく切り刻んでおく。鍋で水と砂糖とともに弱火で10分くらい、時々かきまぜながら煮て、ハーブ類は漉しとって完成。 pic.twitter.com/CzAqVuSvlH
シロップを直にかぐとレモングラスのいい香りがするんだけれど、これをヨーグルトにかけるなどすると、香りはそんなに立たなかったです。ただ、砂糖だけの時より全体に清涼感があるように思いました。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年7月14日
レモングラスはタイ料理やベトナム料理なんかに使う時も、それ自体が強く主張する感じではなくて、全体として少し爽やかになると思うのですよね。だからシロップも、香り立つのを期待しちゃうと、なんか違うかなってなるかもです。
香りをダイレクトに楽しみたいならお茶最強だと思います。
レモングラスのポタージュ作ってみた
家にあるもので作ったのでキャロライン・ホームズの本に出てくるレシピとはまるで違うんだけれど香り良くできました。ニンニクを減らしてタマネギを入れたほうが旨みが出るかも。スパイス類はなかったら思い切って入れないっていう選択肢もありかも(胡椒は使う)。
レモングラス入りのポタージュを作ってみたんだけれど、ありもので作ったためペーストの主成分がナス。皮はちゃんと剥いたのですが時間がたつにつれ色がついてしまいました。でも香りよくて想像より美味しかった。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年7月23日
材料と手順は添付画像。ペーストにするためミキサーを使います。 pic.twitter.com/NCm85svPqd
植え替えは戦いだ! 2020年版
2019年は秋に植え替えしそびれてしまい、2020年の春に植え替えをしました。
ベランダが狭くてレポートしながら作業なんて真似はとてもできないのですが、こちらをご笑納くださいませ。レモングラスの根っこでごさいます。 pic.twitter.com/rZJqCsiGAh
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年2月14日
ガチンガチンでほぐせないので、剪定ばさみでざくざく切りました。一年ちょっと前に植え替えた時も、同じくハサミでざっくりやったんですが、あっさり元通りですね。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年2月14日
レモングラスは、普段は水やるだけで手間いらず。しかし植え替えだけは重労働。
この時点で買ってきてから6年くらいたってます。植え替えは、1年〜1年半くらいでしています。ツイートのように鉢から抜いて、下から三分の一くらいハサミでざっくり切り捨てて、少しだけほぐして(容赦なくほぐしたくてもほぐれないんですよぅ)、同じ鉢に戻す感じでやってます。
食用以外の利用法その1、あんぎん織りにする(失敗)
縦糸を四本にして平織りで(横糸をひとつとばしにしない)。横に香りがとんちゃった乾燥レモングラスを編み込んだらススキのような性質で一方向にのみ動いて抜けてしまうことが判明して途中でやめました。後ろに映っているのは熊本県立装飾古墳館さんのツイートにあったお手本。#あんぎん #縄文織り pic.twitter.com/Nhnmtjv2Vk
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年5月31日
これはダメだった。ツイートで言ってるとおり、ススキと同じような性質で、一方向に動いて抜けてしまう。あんぎんってどんなのかは、このツイートの上とか下とかに返信で続いてますので読んでください。蓆(むしろ)や簾(すだれ)を編むような古代の織物なんです。
食用以外の利用法その2、大胆に草木染め
ずり出しの絹糸(紬糸)を染めてみた。すべてミョウバン媒染。レモングラスとヨモギはあんまり色の差が出なかった。ハイビスカスは赤くならずに赤みがかった灰色になるんだけど、ハイビスカス→ターメリック→媒染を繰り返したらなぜか緑色になった。 pic.twitter.com/JNO6ze3FCa
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年7月29日
趣味でお蚕を買っているので、繭が売るほどできるんですよね。わたしはお蚕かわいいよ頬ずりすると気持ちいいよとか言ってるだけで案外満足なんですが、繭から糸とるところまでが養蚕です、みたいなノリでいろいろやってるわけです。作った糸をレモングラスその他もろもろで染めてみました。
ちなみに、お蚕が好きな人は↓このへん読んでください。
okaiko.hatenablog.com
やはりお茶に勝るものはない
そろそろハーブティーでも飲みまくろうか。ベランダに生えてるレモングラスとレモンタイムを突っ込んでみた。香りは爽やかだけど、このブレンドじゃろくに味がしない(笑)少しだけミントを入れればよかったかなあ。 pic.twitter.com/HjeVdoYMCw
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年8月5日
とにかくレモングラス茶をのみまくるのです。何かに効くはずですが、何に効いてるかはわかりません!
発根を観察する
イラストに書き添えた通り、レモングラスは枯れたところを掃除してるとポキッと折れてしまうことがよくありまして…
よせばいいのになんとなく水にさして発根の様子を観察してみたり…わたしの馬鹿馬鹿馬鹿、そんな観察してないで食べてしまえばいいのに。増えれば増えるほど植え替えで泣くわよ!! それにしてもなぜプッチンプリン…
レモングラス金曜日の根っこ。 pic.twitter.com/V4y9vyq4Dt
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年9月28日
レモングラス二日後、日曜日の根っこ。 pic.twitter.com/04ID7JgqrG
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レモングラス、さらに二日後火曜日の根っこ。 pic.twitter.com/ZrxfRTjOsz
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観察から5日目、今朝のレモングラスの根っこ。 pic.twitter.com/j9xr0JpmdL
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年9月30日
6日目、レモングラスの根っこ。 pic.twitter.com/fYaLyidXSF
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8日目、レモングラスの根っこ。根毛が生えてきた。 pic.twitter.com/gXanfbYxyd
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23日目くらい。脇目ものび始めてる。植えたくて仕方がないんだけど、植えちゃうと場所を取るので春まで水栽培にしとこうかなあと。 pic.twitter.com/9QXwtD5kZc
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こういうのをこの年は何個か作って(もうヤケクソ)、ひとつはフォロワーさんにもらわれていきました。
2020年秋…!
この年の4月に下三分の一をハサミでざっくり切り捨てているにもかかわらず、秋には見事に元どおり。ふふふふふ。
前回の植え替えから10ヶ月…ほとんどもとに戻っているレモングラスの根っこ。コイツの植え替えだけは常に憂鬱。何をどうしても根っこなんかほぐれないし。下1/4〜1/3くらい剪定ばさみで切り取って土たして同じ鉢に突っ込むくらいしか出来ない(1年で振出しに戻る)。 https://t.co/6u2taLjqvl pic.twitter.com/FWJtvedXkR
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2021年7月
レモングラスは熱帯の植物なのでヨーロッパ原産のハーブなどに比べると芽吹きが遅い。今年も6月に入った頃からだんだん葉が伸び始めて現在こんな感じ。もう何鉢あるか数えてないのでよくわかんない。1個、2個、3個…あとはいっぱいです、あははは(数の概念崩壊中)。 pic.twitter.com/mTvBnSDxjO
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年7月6日
今年も繁茂しはじめたレモングラスを前にやや壊れ始めたわたくし。お茶飲むぞー。料理もするかー。
プッチンプリンのその後
去年、折れちゃった株をたわむれに発根させたやつもしっかり芽吹きました。たわむれ株(なにそれ恐い)も沢山あったんだけど、二個くらい根付かずに捨てたのがあります。
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2021年7月6日
↓去年のツイートhttps://t.co/tFbyMOcpCh pic.twitter.com/hCfRnl99k0
去年プッチンプリンの空き容器で観察したレモングラスです。一年目はこんな感じでかわいいものなんですよ。これがですね、これから脇芽がばんばん出てきて、来年は「イヤー、鉢から抜けなーい、助けてドラえもーん」って感じになるので要注意です!!
育て方(長文書いてるわりに大したことは言ってない)
レモングラスの育て方は、とにかく冬越しの仕方と、鉢植えだったら植え替えの苦労に尽きます。
レモングラスは東南アジアやインドなど、一年中暑い国の植物です。日本は冬になると、東京などでもバケツの水が凍るくらいには気温が下がるので、そのまま外に出しておくと凍って枯れちゃう。
雪が積もらない地域で、お庭があるならば、地植えにして地上部を短く刈ってしまい(太いところも切っちゃっていいみたいですよ。レモングラスの冬越しとかで検索するとやってる人がいます)、土をかぶせておけば掘り上げなくても冬越しできるみたいです。ただ、たぶん、地植えだとすごく増えるので、それなりに広い場所に植えたほうがいいかもしれないですね(注意:わたしは地植えにはしたことがない。場所ないから。地植えにしたい…植え替えめんどくさい…)。
病害虫には強いと思うのですが、イネ科なのでバッタやイナゴが好んで食べるかもしれません。地植えだとそれが一番心配ですけど、まあレモングラスはいくらでも増えますので、バッタ如きに目くじらたてなくていいかもしれないです。
鉢植えの場合、真夏は晴れていれば毎日水をやったほうがいいです。2日もやらずにいると水が足りなくなって葉っぱが丸まって細くなり「うわっ、何事?!」って感じになります。慌てて水をやれば復活しますが何日もほっとくと枯れるかもしれないです。
地植えだとそんなに必死に水やりしなくてもいいかもしれないですが、葉が丸まって「何事?!」ってなったらやったほうがいいと思う。
冬は、地植えで土に埋めちゃう場合は水やりはしなくていいと思います。鉢植えで室内にいれる場合も、2週間に一度とか、たまーに水をやる程度で大丈夫です。冬はほとんど成長しません。
鉢植えの場合、1年〜2年で植え替えないと根っこが詰まってしまいます。ツイートしたみたいに、鉢から抜いて、下三分の一とかをハサミでざくざく切ってしまってから植え直す感じです。株を太らせたいなら一回り大きな鉢に植えますが、8号鉢くらいになったらそれ以上大きくしないほうがいいと思います。だって重くなると冬に室内に運び込むのイヤじゃないですかぁ。
植え替えの時期は 9月〜10月くらいにするといいです。あまり寒くなってからだと(やったことあるんですが)、ハサミで切ったあとに根があまり育たずに春を迎えてしまいます。…それがいけないかっていうと、その年ちょっと株が貧弱な感じになるだけで枯れなかったんですけどね、あはは。
とにかく、気温が高いうちじゃないと活動しない植物なんです。うちでは3月の終わりか4月にはいってから室内からベランダに出すんですけど、そこからなかなか葉っぱが伸びてこなくて、6月ごろにいきなりボボボーンと育ち始めます。
発根の観察は、してみたいなら9月までがいいですよ。涼しくなるとほとんど成長しなくなります。
まとめ
- お茶美味しい。
- ベトナム料理やタイ料理が好きなら育てろ。
- 草木染めにも使える。
- 鉢植えの人は毎年秋に植え替え。
- 植え替え大変、死ぬ.
- 冬に凍ると枯れる。
- 鉢植えは部屋にいれる。
- 地植えは土をかぶせる。
おまけ
もう売られてないけど、伊藤園からペットボトルでレモングラスティーが出てたことがある。
スーパーで投げ売りされてた。伊藤園のペットボトルでレモングラスティー。無糖・無香料・カフェインゼロ。原材料はレモングラスとレモンマートル。飲んでみたら本当にただのハーブティーで香りはすごくいいけど、売れなさそうw #ハーブティー pic.twitter.com/EtEex5LVfj
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2014年8月28日
売れそうもないって言ってるのは不味いからじゃなくて、甘味もついておらず、一般人には受けないだろうなって思ったから。そのくらいちゃんとした普通のハーブティーでした。自分で育てたのをフレッシュなまま使うのと遜色ないくらいだった。伊藤園は時々ハーブティーを出してるんだけど、ほとんど騒がれないままパッと消えていくみたい。
レッドルイボスとグリーンルイボス
何ヶ月か前からレッドルイボスティーをよく飲んでいます。いつも飲んでるのはライフ(スーパー)のオリジナルブランドBIO-LARの有機ルイボスティーで、作ってるのは国太楼というメーカーらしいです。3gのティーバッグが30袋入って398円なのでわりとお得感があります。
ところで、ルイボスティーにはレッドとグリーンがあるのです。わたしがライフで買って飲んでるのはレッドルイボスティーにあたるようです。
どうせ飲むならもっと知りたいという謎の欲求にかられ、家から半径3km範囲くらいでドラッグストアめぐりをして山本漢方のグリーンルイボスティーを買ってきました。こっちは3gのティーバッグが18袋で600円くらい。健康茶としてはめちゃくちゃ高くはないけど、ライフブランドのレッドルイボスと比べると2.5倍くらいする高級品です。
飲みくらべてみよう!
ティーバッグから出してみると、グリーンルイボスティーは名前の通り緑がかった色をしていて、レッドルイボスは赤茶色です。ルイボスは刈り取って干す作業でどんどん醗酵してしまうとかで普通に作ると赤いほうになるらしいです。なるべく醗酵させないように作ると緑になるんだそうです(参考>リーフエッジ:グリーンルイボスティーとレッドルイボスティーの違いはなに?成分の違いは?)。
両方とも3gのティーバッグなので、水の量を一定にして5分間煮出してみました。グリーンルイボスも煎じた液は赤っぽいのですが、レッドにくらべると色が薄いです。
飲み比べてみると、レッドの少し芳香が強く、グリーンはやや豆くさい感じかなあと。ルイボスはマメ科の植物なんですが、醗酵しているレッドは紅茶に似た感じの芳香があるんです。グリーンも香らないわけじゃないんですが、少しだけ豆っぽい。味は大差ないようにも思うんですが、グリーンのほうがやや癖があるというか…いや、でも、飲みにくいほどの癖じゃないので、やはり大差ないかな。
以下はネットを適当に検索して知ったことなど。
- レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーというものがある。
- レッドは刈り取ってから醗酵させたもので、グリーンは未醗酵のもの。
- ルイボスはマメ科の植物。(紅茶や緑茶はツバキ科のチャの木で作る)
- 南アフリカのセダルバーグ山脈一帯に自生しており、そこでしか栽培に成功していない。
- そこでしか栽培できない、希少って言うわりに、最近どこのスーパーにもレッドルイボスティーがある。ホントにセダルバーグ山脈でしか栽培できないのだろうか(疑いのまなざし)。
- コイサン族(いわゆるブッシュマン)が薬草として利用している。部族好きにつき、こういう話はぐっと来るね。
- 抗酸化作用があるらしい。
- 緩下作用があるらしい。
- 血糖値の急激な上昇をおさえる効果があるらしい。
- 尿酸濃度を下げる効果があるらしい。
- 利尿作用があるらしい。
- 痩せるかもしれないらしい。
- アンチエイジング効果があるかもしれないらしい。
- 糖尿病と痛風の予防になるかもしれないらしい。
- 体が温まるとか言ってる人がいる。
- 暑いアフリカで体を冷やすために飲まれていると言ってる人がいる。
- 結局どっちやねん!
- わたし個人は冷えのほうを感じる。冬には飲んではいけなと思うくらい冷える。
- グリーンとレッドなら、グリーンのほうが有効成分が多いらしい。
「○○に効く」は話半分に効いたほうがいいと思うんだけれど、自分で飲み続けてみて、利尿作用と緩下作用は感じました。飲み始めて2週間くらいは、すごく効いてる感じがしていたけれど、次第に効き目が緩やかになっていったような気がします。
体を温めるか冷やすかの問題は、自分は冷やすほうに軍配をあげますね。体を温めると書いてるは根拠として「発酵食品は体を温めるから」と説明してるので、ろくに飲んでもいなくて思い込みで書いている可能性もあるのでは、とさえ思っています。もうどのサイトだったか覚えてないけど。
なんせとにかく、まだ寒い季節にレッドルイボスティーを飲み始めたら、強烈な冷えを感じて大変でした。もちろんホットで飲んでいるのです。熱いルイボスティーをすすっているにもかかわらず、飲んだあと寒さが強烈に身に染みて大変でした。これは毎日飲んだらあかんと思い、あえて三日に一度とか一週間に一度とかの頻度に下げたほど。今は気温が上がってきたので冷えは感じなくなりました。
ルイボスティーのエスプレッソってなんぞや
台湾(だっけ?)にルイボスティーをエスプレッソマシンで抽出して出す店があると聞いて、そんならうちでもやってみようと思いました。
マキネッタというのはイタリア語でマシン(機械)のことなんですが、直火にかけてエスプレッソを作る道具です。このために買ったわけではなくて、コーヒーを飲むために以前買ったのです。エスプレッソ用の小さなカップに二杯分くらい抽出できる道具で、値段は覚えてないけど、せいぜい3000円くらいだったと思います(それ以上すると高いなと感じて手を出さないので、笑)。
エスプレッソマキネッタなんて普段見ない人も多いだろうから、せっかくなので図解しながらやりますね。
コーヒーをいれる場合は、写真で手に持ってる部分にぎゅーぎゅー押し込んですりきりいっぱいにして使うんですが、今回はルイボスティーなので、3g(ティーバッグ1個分)にしました。ちなみに今回はレッドルイボスを使っています。
下のいれものに水をいれておきます。
うちで使ってるみたいな小さなマキネッタだとコンロにはまりこんじゃうのでもち網みたいなものを用意しておきます。
コンロに火をつけて数分すると、下段の水が沸騰して、茶葉を入れたパーツを通って上段のポットに吹き上がります。想像よりすごい勢いでズボズボズボっとくるので慌てて火を止めれば完成。沸騰した後は一瞬の出来事なので火の前から離れないこと。
少ない水で濃く出すので当たり前っちゃ当たり前ですけど香り良く仕上がり、へえって感じでした。濃いのに紅茶みたいに「苦っ渋っ」てならないです。むしろ美味しい。濃く出るのでミルクルイボスにしてもいいかもね?
でも、このやり方でも薬効成分が抽出されるかどうか、そこはちょっとわからないです。一般に薬草の煎じ方は、水の量が半分くらいになるまで煮詰めるとされていて、土瓶のような鍋だと弱火で30分くらいかかります。ルイボスティーもただお湯を差して飲むよりも、鍋で5分は煮出したほうがいいと言われています。
後日グリーンルイボスでもやってみましたが、水色が淡く、芳香はレッドより薄く、味は大差ないという、5分煮出したのと変わらない感想でした。