気がむいた時だけ更新する草木花(仮題)

せっかくあるのでほっとかないで使おうかなあと…

フラサバソウ

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フラサバソウの花
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フラサバソウ、全体
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フラサバソウの双葉(根本近くの枯れかけた2枚の葉)


▲左:オオイヌノフグリの果実/右:フラサバソウの果実

  • オオイヌノフグリの仲間
  • 花はオオイヌノフグリよりはるかに小さい
  • 花の色はオオイヌよりややピンクがかった青
  • 萼(がく)、葉、茎に目立つ毛がある。肉眼で見ても毛深いと感じるくらいに生えている。
  • 葉は対生している部分と、そうでない部分がある(先端に近づくとなぜか対生していない)。
  • 葉は裏にも表にも毛があるが、下のほうの葉は毛が少ない場合がある。
  • 果実は、オオイヌは平たいのに対して、フラサバはプクッと丸く、無毛。

2022年3月7日、水元公園葛飾区)で採集。

和名 フラサバソウ
学名 Veronica hederaefolia
科名 オオバコ科
属名 クワガタソウ属
原産 ヨーロッパ

ミチタネツケバナ

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ミチタネツケバナの花

写真は全部「ミチタネツケバナ」です。採集2022年2月28日、葛飾西水元

和名 ミチタネツケバナ
学名 Cardamine hirsuta
科名 アブラナ科
属名 タネツケバナ
原産|ヨーロッパから東アジア
  • 日本への進入は1992年ごろで富山県で発見されたとの説あり。
  • 花は白く、花弁は四枚。雌しべ1本、雄しべは4本〜6本(わたしは4本のしかまだみた事がないです)。
  • 果実は針状で長さは2cmくらい。
  • ミチタネツケバナ(以下ミチと略す)は茎に毛がない。在来のタネツケバナ(以下在来種と略)は毛がある。
  • ミチは果実が茎に寄り添って真っすぐ上を向いてつく。在来種は茎から離れてやや外を向く。
  • ミチには根出葉がある。在来種は花や実の直にはもう根出葉がない。
    • 根出葉は根っこから直接生えているように見える葉のこと。根生葉ともいう。
  • ミチは2〜3月に花がつく。在来種は4〜6月。

ソース
matsue-hana.com
www.toyamap.or.jp
tumu-tumu-tsumura.blog.ss-blog.jp

 1番目のサイトの人が「宮城県から日本海側へ」と書いているけれど、宮城は太平洋側なので、日本海側から広がったのなら宮城県は書き間違いじゃないかと思われます。

オオイヌノフグリ

 うちのまわりだと、イヌノフグリの仲間は、オオイヌノフグリタチイヌノフグリ、フラサバソウ、コゴメイヌノフグリの四種類くらいをみかけます。日本在来種のイヌノフグリは見た事ないです。去年、比較写真を撮ったんですが、整理しないままほったらかしたら、どれがどれだかよくわからなくなったので、今年やりなおそうかなあと思っています。

採集:葛飾西水元 2022.02.21.

和名 オオイヌノフグリ
学名 Veronica persica
科名 オオバコ科(昔はゴマノハグサ科だった)
属名 クワガタソウ属
原産 ヨーロッパ

 日本に入ってきたのは明治の始め頃とのこと。ゴマノハグサ科だった時もあまりそれっぽくないなと思っていたけれど、オオバコ科はもっとそれっぽくない(仲間とされる植物と似てない)ので納得いかないなあ。

 子供の頃に、シーズンオフの桑畑にこれが大量に咲いているのを見て、まるで青い銀河だと思って大好きになったんですが、在来のイヌノフグリを駆逐したのがコイツだと知ってがっかりしたのを覚えています。憎まれっ子世にはばかるってこういうのを言うんだろうか。

 誰かの漫画に『天人唐草』っていうのがあったと思うんですが、イヌノフグリが下品な言葉だというので、親が意味をおしえてくれず、天人唐草と呼びなさいとか言われる。その気まずさがみょうに印象的でした。わたしなら何がどうあっても教えてくれるまではフグリフグリ言いつづけますけど。知らないんだから恥ずかしくもなんともないし。

 在来のイヌノフグリのほうが、もっと犬のフグリっぽい実ができるみたいですよ。オオイヌノフグリは犬のにしては平たいですからね。

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かわいいおタマタマ
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オオイヌノフグリの花

ロウバイの花と実

 メモ的にツイートしても、ツイートしたことを忘れてしまうので、覚えているうちにまとめておこうかなと。

 ロウバイの実なんか気にしたことがありませんでした。花の中にこれがぶら下がってるのを見た時は、虫癭(むしこぶ)か蛾類の繭かなと思ったんです。あけてみたら出てきたものが虫由来に見えなかったので(強いて言えばゴキブリの卵嚢に見えなくもないですけど、それはこういうものの中から出てくるわけがないので)、だったら果実がカラカラに乾いたものなんだなと思った次第。

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採集:三郷市戸ヶ崎か栄あたり、二郷半領用水沿い 2022.02.22.

和名 ロウバイ
学名 Chimonanthus praecox
科名 ロウバイ
属名 ロウバイ
原産 中国

キュウリグサ

 フォロワーさんからキュウリグサワスレナグサじゃないかっていう返信がある。

 うっかりワスレグサって書いてるけど、ワスレグサ属はノカンゾウヤブカンゾウの事なので「ワスレグサ属」とは似ても似つかない別の植物です。

 ムラサキ科のうち、キュウリグサキュウリグサ属、ワスレナグサやノハラムラサキはワスレナグサ属だそうです。全部似てるからキュウリグサ属だと思ってた。ワスレナグサ属の植物のうち、ノハラムラサキは花が小さくて直径が3mmくらい、ほかはもっと大きいらしいです。キュウリグサは3mmより小さくて、そんなミリ単位の差が見た目に分かるのかっていうと、これが意外とわかると思います。キュウリグサの花はほんとに小さいです。

 新しく生えてきたやつじゃなく、去年のが枯れずに残っていると判断したのは、花がつている穂が長くて、先の方にちょっと咲いてるほかは全部花が終わってるからです。

 花の大きさなんかは、ウィキペディアキュウリグサ属とワスレナグサ属の植物を端から見たりもした。

採集:葛飾西水元の道端。2022.02.09.

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和名 キュウリグサ
学名 Trigonotis peduncularis
科名 ムラサキ科
属名 キュウリグサ
原産  

レモングラスについて語りまくろうではないか

 我が家のベランダに生い茂る自慢の品(?)のひとつにレモングラスがあります。レモングラスに関する自分の過去のツイートを掘り返してみました。

レモングラスとの出会い


 思えばこのベトナム料理店がレモングラスとの初対面でした。人に連れて行ってもらったので店名はもう覚えていないのですが、場所は新大久保でした。行った時期は昭和の終わり頃(30年くらい前ってことですねw)。当時まだベトナム料理店はすごく珍しかったです。店主は日本人だったと思います。このツイートの返信で「気楽南」という店かもしれないと教えてくれた人がいました。残念ながら名前を聞いても思い出せなかったです。いずれにしても、もうその店はないんです。
 変わった店で、料理の味がわからなくなるからという理由でお酒はビール2本まで、それ以上は注文を受け付けないという話でした。店内でベトナム食材も売られていて、わたしは乾燥させたレモングラスを買いました。お茶にする葉っぱではなく、根元の固い部分を輪切りにして乾燥させたものだったと思います。
 レモングラスは、普通は生のまま使うんじゃないかと思います。ベトナムのような熱帯の国ならば真冬でも根元は枯れずに残るはずなので。でも、当時はまだ日本では生のレモングラスが手に入りにくかったんだと思います。料理に使う固い部分を輪切りにして乾燥させたものが売られていました。

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レモングラスの根元の部分(イラスト)絵も自作ですからー。

 でも、当時のわたしは使い方がよくわからなくて、香辛料のように油で炒めてみたけれど、あまり香りが立たなくて、そのままお湯をさして肉や野菜と煮てみたら、いつまでもやわらかくならなくて、輪切りなのでレモングラスだけ引き上げることができず、けっこう困ったのを覚えています。今思うと、あらかじめお湯で煮出して汁だけ使えばよかったのかなあ、なんて思うんですけどね。

 あれから月日は流れました。日本でもレモングラスは珍しくなくなり、園芸店のハーブコーナーで 1鉢 100〜200円くらいで売られていることがあります。わたしが買ったのもそういうやつです。

2016年4月のツイート


 以下はわたしの別のブログ(最近放置)ですが、買ってきて2年目の写真や、冬越しの様子、料理したり、お茶にしたりなどなど、この頃はまだレモングラスの恐ろしさを知らないわたくしなのでした。恐ろしい事に株分けして3鉢になってますね(笑)
www.chinjuh.mydns.jp

2016年9月のツイート。まだわかっていないわたくし。



2017年10月のツイート。だんだんわかってきたわたくし…



ここまでのまとめ

  • 15年の秋に、ひと鉢だったレモングラスを株分けして、土を軽く洗い流した状態で水にさし、暖房のない室内で冬越し。
  • 16年春、植木鉢に戻す。
  • 16年秋、葉っぱを切ってハーブティー用に乾燥させ、根元の部分は鉢ごと部屋に入れて冬越し。この秋は植え替えなかった。
  • 17年秋、植え替えようとしたら根っこがガチガチで鉢から抜くのさえ大変な苦労だった!

2019年のツイート


 レモングラスティーは香り高くて美味しいんですよー。しかしこの時点で4鉢に増えていて、場所も取るし、植え替え大変だし、いくら美味しくてもお茶が飲み切れなーい。

刈り取って乾燥保存なんてマメなこともしなくなった(笑)


 

冬越しについて述べつつ「持て余しぎみ」などと控えめに言っている。



お茶以外の利用法:豚肉とトマトのレモングラス風味のスープ



お茶以外の利用法:ピーマンとシーフードミックスのサテソース炒め

 サテソースはベトナム風のラー油みたいなやつです。写真があまり美味しそうじゃなくてごめんなさい。あと、無頼パン× フライパン○ です。



お茶以外の利用法:マッサマンカレー

このツイートではレモングラスはカルディで買った乾品。


 マッサマンカレーについては、材料だけでレシピはつぶやいてなかったみたいです。この材料だと…(書いた翌日思い出し、作り方を書き換えました。昨日のやり方でもいいとは思うけれど、ピーナッツを入れないととろみがつかない。うろおぼえなので参考程度にしてよその人のレシピを見たほうがいいと思う)

  • 香辛料のペーストを作る
    • ニンニク、ショウガ、トウガラシ、タマネギ、ピーナッツ、粉の香辛料(ナツメグ、シナモン、コリアンダー、カルダモン)を油で炒める。
    • ミキサーかフードプロセッサーに上記と少量の水を入れて回しペースト状にしておく。ピーナッツがとろみになる。
  • 肉(イスラム系の料理なので豚以外で)や野菜などの材料を炒め、塩・胡椒で味付けし、最初に作った香辛料のペーストを加える。
  • タマリンドペースト、少なめの水、鶏ガラスープの元、乾燥コブミカンの葉(ライムリーフ)、乾燥レモングラスの葉を加えて肉に火がとおるまで煮る。
  • 最後にココナッツミルクを加えて一煮立ちさせて、味を見て足りなければ塩・胡椒で整えて完成。

…みたいな感じだったかと思います(テキトーですみません。でも、料理は別にこうじゃなきゃいけないっていう決まりはないので、あんま気にしないほうがいいですよ、とか言っておく)。
 コブミカンの葉とレモングラスは煮てもやわらかくはならないので、ブーケガルニみたいにタコ糸かなんかでくくっておいて、ココナッツミルクを加える前に引き上げるといいかもです。もしくはよけて食べる。
 もしベランダでレモングラスを作っているなら、葉っぱではなくて、根元の固い部分を金槌かなんかで叩いて潰して入れましょう。

そのほかの利用法(レモングラスシロップ等)

 あとでやろうと思って下記の記事にメモしてあります。まだやってないけどシロップを作ってみたい。
chinjuh3.hatenadiary.org

レモングラスシロップ、作ってみた


 レモングラスはタイ料理やベトナム料理なんかに使う時も、それ自体が強く主張する感じではなくて、全体として少し爽やかになると思うのですよね。だからシロップも、香り立つのを期待しちゃうと、なんか違うかなってなるかもです。
 香りをダイレクトに楽しみたいならお茶最強だと思います。

レモングラスのポタージュ作ってみた

 家にあるもので作ったのでキャロライン・ホームズの本に出てくるレシピとはまるで違うんだけれど香り良くできました。ニンニクを減らしてタマネギを入れたほうが旨みが出るかも。スパイス類はなかったら思い切って入れないっていう選択肢もありかも(胡椒は使う)。






植え替えは戦いだ! 2020年版

 2019年は秋に植え替えしそびれてしまい、2020年の春に植え替えをしました。


 この時点で買ってきてから6年くらいたってます。植え替えは、1年〜1年半くらいでしています。ツイートのように鉢から抜いて、下から三分の一くらいハサミでざっくり切り捨てて、少しだけほぐして(容赦なくほぐしたくてもほぐれないんですよぅ)、同じ鉢に戻す感じでやってます。

食用以外の利用法その1、あんぎん織りにする(失敗)


 これはダメだった。ツイートで言ってるとおり、ススキと同じような性質で、一方向に動いて抜けてしまう。あんぎんってどんなのかは、このツイートの上とか下とかに返信で続いてますので読んでください。蓆(むしろ)や簾(すだれ)を編むような古代の織物なんです。

食用以外の利用法その2、大胆に草木染め


 趣味でお蚕を買っているので、繭が売るほどできるんですよね。わたしはお蚕かわいいよ頬ずりすると気持ちいいよとか言ってるだけで案外満足なんですが、繭から糸とるところまでが養蚕です、みたいなノリでいろいろやってるわけです。作った糸をレモングラスその他もろもろで染めてみました。

 ちなみに、お蚕が好きな人は↓このへん読んでください。
okaiko.hatenablog.com

やはりお茶に勝るものはない


 とにかくレモングラス茶をのみまくるのです。何かに効くはずですが、何に効いてるかはわかりません!

発根を観察する

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レモングラス(イラスト)

 イラストに書き添えた通り、レモングラスは枯れたところを掃除してるとポキッと折れてしまうことがよくありまして…

 よせばいいのになんとなく水にさして発根の様子を観察してみたり…わたしの馬鹿馬鹿馬鹿、そんな観察してないで食べてしまえばいいのに。増えれば増えるほど植え替えで泣くわよ!! それにしてもなぜプッチンプリン


 こういうのをこの年は何個か作って(もうヤケクソ)、ひとつはフォロワーさんにもらわれていきました。

2020年秋…!

 この年の4月に下三分の一をハサミでざっくり切り捨てているにもかかわらず、秋には見事に元どおり。ふふふふふ。



2021年7月


 今年も繁茂しはじめたレモングラスを前にやや壊れ始めたわたくし。お茶飲むぞー。料理もするかー。

プッチンプリンのその後


 去年プッチンプリンの空き容器で観察したレモングラスです。一年目はこんな感じでかわいいものなんですよ。これがですね、これから脇芽がばんばん出てきて、来年は「イヤー、鉢から抜けなーい、助けてドラえもーん」って感じになるので要注意です!!

育て方(長文書いてるわりに大したことは言ってない)

 レモングラスの育て方は、とにかく冬越しの仕方と、鉢植えだったら植え替えの苦労に尽きます。

 レモングラスは東南アジアやインドなど、一年中暑い国の植物です。日本は冬になると、東京などでもバケツの水が凍るくらいには気温が下がるので、そのまま外に出しておくと凍って枯れちゃう。

 雪が積もらない地域で、お庭があるならば、地植えにして地上部を短く刈ってしまい(太いところも切っちゃっていいみたいですよ。レモングラスの冬越しとかで検索するとやってる人がいます)、土をかぶせておけば掘り上げなくても冬越しできるみたいです。ただ、たぶん、地植えだとすごく増えるので、それなりに広い場所に植えたほうがいいかもしれないですね(注意:わたしは地植えにはしたことがない。場所ないから。地植えにしたい…植え替えめんどくさい…)。

 病害虫には強いと思うのですが、イネ科なのでバッタやイナゴが好んで食べるかもしれません。地植えだとそれが一番心配ですけど、まあレモングラスはいくらでも増えますので、バッタ如きに目くじらたてなくていいかもしれないです。

 鉢植えの場合、真夏は晴れていれば毎日水をやったほうがいいです。2日もやらずにいると水が足りなくなって葉っぱが丸まって細くなり「うわっ、何事?!」って感じになります。慌てて水をやれば復活しますが何日もほっとくと枯れるかもしれないです。

 地植えだとそんなに必死に水やりしなくてもいいかもしれないですが、葉が丸まって「何事?!」ってなったらやったほうがいいと思う。

 冬は、地植えで土に埋めちゃう場合は水やりはしなくていいと思います。鉢植えで室内にいれる場合も、2週間に一度とか、たまーに水をやる程度で大丈夫です。冬はほとんど成長しません。

 鉢植えの場合、1年〜2年で植え替えないと根っこが詰まってしまいます。ツイートしたみたいに、鉢から抜いて、下三分の一とかをハサミでざくざく切ってしまってから植え直す感じです。株を太らせたいなら一回り大きな鉢に植えますが、8号鉢くらいになったらそれ以上大きくしないほうがいいと思います。だって重くなると冬に室内に運び込むのイヤじゃないですかぁ。

 植え替えの時期は 9月〜10月くらいにするといいです。あまり寒くなってからだと(やったことあるんですが)、ハサミで切ったあとに根があまり育たずに春を迎えてしまいます。…それがいけないかっていうと、その年ちょっと株が貧弱な感じになるだけで枯れなかったんですけどね、あはは。

 とにかく、気温が高いうちじゃないと活動しない植物なんです。うちでは3月の終わりか4月にはいってから室内からベランダに出すんですけど、そこからなかなか葉っぱが伸びてこなくて、6月ごろにいきなりボボボーンと育ち始めます。

 発根の観察は、してみたいなら9月までがいいですよ。涼しくなるとほとんど成長しなくなります。

まとめ

  • お茶美味しい。
  • ベトナム料理やタイ料理が好きなら育てろ。
  • 草木染めにも使える。
  • 鉢植えの人は毎年秋に植え替え。
    • 植え替え大変、死ぬ.
  • 冬に凍ると枯れる。
    • 鉢植えは部屋にいれる。
    • 地植えは土をかぶせる。

おまけ

 もう売られてないけど、伊藤園からペットボトルでレモングラスティーが出てたことがある。


 売れそうもないって言ってるのは不味いからじゃなくて、甘味もついておらず、一般人には受けないだろうなって思ったから。そのくらいちゃんとした普通のハーブティーでした。自分で育てたのをフレッシュなまま使うのと遜色ないくらいだった。伊藤園は時々ハーブティーを出してるんだけど、ほとんど騒がれないままパッと消えていくみたい。

レッドルイボスとグリーンルイボス

 何ヶ月か前からレッドルイボスティーをよく飲んでいます。いつも飲んでるのはライフ(スーパー)のオリジナルブランドBIO-LARの有機ルイボスティーで、作ってるのは国太楼というメーカーらしいです。3gのティーバッグが30袋入って398円なのでわりとお得感があります。

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山本漢方のグリーンルイボス(左)/BIO-RALの有機ルイボスティー(右)

 ところで、ルイボスティーにはレッドとグリーンがあるのです。わたしがライフで買って飲んでるのはレッドルイボスティーにあたるようです。

 どうせ飲むならもっと知りたいという謎の欲求にかられ、家から半径3km範囲くらいでドラッグストアめぐりをして山本漢方のグリーンルイボスティーを買ってきました。こっちは3gのティーバッグが18袋で600円くらい。健康茶としてはめちゃくちゃ高くはないけど、ライフブランドのレッドルイボスと比べると2.5倍くらいする高級品です。

飲みくらべてみよう!

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ティーバッグから出してみた。左がグリーン、右がレッド。

 ティーバッグから出してみると、グリーンルイボスティーは名前の通り緑がかった色をしていて、レッドルイボスは赤茶色です。ルイボスは刈り取って干す作業でどんどん醗酵してしまうとかで普通に作ると赤いほうになるらしいです。なるべく醗酵させないように作ると緑になるんだそうです(参考>リーフエッジ:グリーンルイボスティーとレッドルイボスティーの違いはなに?成分の違いは?)。

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500mlの水で5分間煮出してみた。左がグリーン、右がレッド。

 両方とも3gのティーバッグなので、水の量を一定にして5分間煮出してみました。グリーンルイボスも煎じた液は赤っぽいのですが、レッドにくらべると色が薄いです。

 飲み比べてみると、レッドの少し芳香が強く、グリーンはやや豆くさい感じかなあと。ルイボスはマメ科の植物なんですが、醗酵しているレッドは紅茶に似た感じの芳香があるんです。グリーンも香らないわけじゃないんですが、少しだけ豆っぽい。味は大差ないようにも思うんですが、グリーンのほうがやや癖があるというか…いや、でも、飲みにくいほどの癖じゃないので、やはり大差ないかな。

以下はネットを適当に検索して知ったことなど。

  • レッドルイボスティーとグリーンルイボスティーというものがある。
  • レッドは刈り取ってから醗酵させたもので、グリーンは未醗酵のもの。
  • ルイボスはマメ科の植物。(紅茶や緑茶はツバキ科のチャの木で作る)
  • 南アフリカのセダルバーグ山脈一帯に自生しており、そこでしか栽培に成功していない。
    • そこでしか栽培できない、希少って言うわりに、最近どこのスーパーにもレッドルイボスティーがある。ホントにセダルバーグ山脈でしか栽培できないのだろうか(疑いのまなざし)。
  • コイサン族(いわゆるブッシュマン)が薬草として利用している。部族好きにつき、こういう話はぐっと来るね。
  • 抗酸化作用があるらしい。
  • 緩下作用があるらしい。
  • 血糖値の急激な上昇をおさえる効果があるらしい。
  • 尿酸濃度を下げる効果があるらしい。
  • 利尿作用があるらしい。
  • 痩せるかもしれないらしい。
  • アンチエイジング効果があるかもしれないらしい。
  • 糖尿病と痛風の予防になるかもしれないらしい。
  • 体が温まるとか言ってる人がいる。
  • 暑いアフリカで体を冷やすために飲まれていると言ってる人がいる。
    • 結局どっちやねん!
    • わたし個人は冷えのほうを感じる。冬には飲んではいけなと思うくらい冷える。
  • グリーンとレッドなら、グリーンのほうが有効成分が多いらしい。


 「○○に効く」は話半分に効いたほうがいいと思うんだけれど、自分で飲み続けてみて、利尿作用と緩下作用は感じました。飲み始めて2週間くらいは、すごく効いてる感じがしていたけれど、次第に効き目が緩やかになっていったような気がします。

 体を温めるか冷やすかの問題は、自分は冷やすほうに軍配をあげますね。体を温めると書いてるは根拠として「発酵食品は体を温めるから」と説明してるので、ろくに飲んでもいなくて思い込みで書いている可能性もあるのでは、とさえ思っています。もうどのサイトだったか覚えてないけど。

 なんせとにかく、まだ寒い季節にレッドルイボスティーを飲み始めたら、強烈な冷えを感じて大変でした。もちろんホットで飲んでいるのです。熱いルイボスティーをすすっているにもかかわらず、飲んだあと寒さが強烈に身に染みて大変でした。これは毎日飲んだらあかんと思い、あえて三日に一度とか一週間に一度とかの頻度に下げたほど。今は気温が上がってきたので冷えは感じなくなりました。

ルイボスティーエスプレッソってなんぞや

 台湾(だっけ?)にルイボスティーエスプレッソマシンで抽出して出す店があると聞いて、そんならうちでもやってみようと思いました。

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これがエスプレッソマキネッタだ!

 マキネッタというのはイタリア語でマシン(機械)のことなんですが、直火にかけてエスプレッソを作る道具です。このために買ったわけではなくて、コーヒーを飲むために以前買ったのです。エスプレッソ用の小さなカップに二杯分くらい抽出できる道具で、値段は覚えてないけど、せいぜい3000円くらいだったと思います(それ以上すると高いなと感じて手を出さないので、笑)。

 エスプレッソマキネッタなんて普段見ない人も多いだろうから、せっかくなので図解しながらやりますね。

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茶葉をセットする

 コーヒーをいれる場合は、写真で手に持ってる部分にぎゅーぎゅー押し込んですりきりいっぱいにして使うんですが、今回はルイボスティーなので、3g(ティーバッグ1個分)にしました。ちなみに今回はレッドルイボスを使っています。

 下のいれものに水をいれておきます。

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上のポットみたいな部分には何も入れない
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パーツを全部はめて直火にかける。

 うちで使ってるみたいな小さなマキネッタだとコンロにはまりこんじゃうのでもち網みたいなものを用意しておきます。

 コンロに火をつけて数分すると、下段の水が沸騰して、茶葉を入れたパーツを通って上段のポットに吹き上がります。想像よりすごい勢いでズボズボズボっとくるので慌てて火を止めれば完成。沸騰した後は一瞬の出来事なので火の前から離れないこと。

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上段のポットにお茶がたまる。
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茶葉は膨らんでいっぱいになっていた。
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エスプレッソルイボスティー(笑)

 少ない水で濃く出すので当たり前っちゃ当たり前ですけど香り良く仕上がり、へえって感じでした。濃いのに紅茶みたいに「苦っ渋っ」てならないです。むしろ美味しい。濃く出るのでミルクルイボスにしてもいいかもね?

 でも、このやり方でも薬効成分が抽出されるかどうか、そこはちょっとわからないです。一般に薬草の煎じ方は、水の量が半分くらいになるまで煮詰めるとされていて、土瓶のような鍋だと弱火で30分くらいかかります。ルイボスティーもただお湯を差して飲むよりも、鍋で5分は煮出したほうがいいと言われています。

 後日グリーンルイボスでもやってみましたが、水色が淡く、芳香はレッドより薄く、味は大差ないという、5分煮出したのと変わらない感想でした。



 山本漢方のグリーンルイボスはうちのまわりだとドラッグストアセキ(セキ薬品)で売ってました。店で買っても値段もこんなだったと思う。


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 BIO-RALはスーパーのライフでしか売ってないので、製造元の国太楼のやつを貼ってみました。国太楼ブランドだと18袋で324円(1袋18円)。BIO-RALは30袋398円(1袋約13円)だからすごくお得なんだなと実感。