ヤセウツボの季節
これまた「子供の頃にこんなの生えてたかなあ?」と思うやつです。まあ、子供の頃は群馬に住んでいて、東京の植生とはもともと違う可能性はあるんですが。
南ヨーロッパ原産の帰化植物で、ウィキペディアによると日本では1937年に千葉県で確認されたのが最初とのこと。初めての確認と、広く伝播するのは同時じゃないので、いつごろこんなに増えたかよくわからないですが、今では東京の至る所でみかけます。生態系被害防止外来種(旧・要注意外来生物)に指定されているそうです。
ヤセウツボは葉緑体を持っていないので自分では光合成をしなくて、マメ科やキク科の植物に寄生しているそうです。根っこがどうなってるのか掘り返してみたいですけど、さすがに公園は掘れないからなあ。
手持ちの写真を見直すと、2011年に写したのがありました。撮影地はたぶん水元公園(葛飾区)だったと思います。この頃はデジカメを持ち歩いていたのでスマホとは写真の迫力が違います。
↓去年のツイートです。
最近よく見るヤセウツボ。葉緑素を持たない植物で、マメ科やキク科の植物に寄生して生きてるんだって。まわりに写ってる黄色い花はキク科のオオジシバリ。ピンク色の花はマメ科のカラスノエンドウ。 pic.twitter.com/E2qUHsN1PD
— chinjuh/『化物箱根の先』Kindleで販売中! (@chinjuh) 2020年5月8日
和名 | ヤセウツボ |
学名 | Orobanche minor |
科名 | ハマウツボ科 |
属名 | ハマウツボ属 |
原産 | 南ヨーロッパ、北アフリカ |